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#023 懐かしのアニメ「ガッチャマン」について ~ その②

オープニングの曲ってこれだっけ?

 引き続き、現在関西地方で再放送中の「科学忍者隊  ガッチャマン」についてです。前回は「白鳥のジュン」について書きました。ジュンのパンチラの威力はすさまじく、そもそも最初に感じた違和感について書くのを忘れてしまっていました。

それは主題歌についてです。

あの有名な「誰だ、誰だ、誰だ~」で始まる「ガッチャマンの歌」ではなく、「シュバー シュバシュバ シュバー」という歌詞で始まる「倒せ! ギャラクター」という大人しいめの曲がオープニング曲になっているのです。「ガッチャマンの歌」はエンディング曲です。

私の記憶が間違っていたのか、それとも古い再放送でUHF局だからなのか、とにかく初っ端から違和感がすごいです。

過去のWikipediaによれば「ガッチャマンの歌」は元々オープニングに 使うつもりで作られたのですが、同時期に放映され本作と同じく子門真人が歌っていた「仮面ライダー」を連想させる部分があったことと、歌い出しの歌詞が同じく同時期に放送された「デビルマン」とほとんど 同じになってしまったため、

急遽オープニングとエンディングの歌を入れ替えてとりあえず放送を開始し、「仮面ライダー」と 「デビルマン」の2つの番組が放送終了するのを待って歌の順序を本来の形に入れ替えたそうです。謎が解けてスッキリしました。

 魅力的で頼れるリーダー  大鷲の健

 科学忍者隊のリーダーは、言わずと知れたG‐1号、大鷲の健 ことガッチャマンです。ガッチャマンとはG‐1号のことであり、他の4人はただの科学忍者隊の隊員という扱いになっています。健 だけ特別なのです。

子供の頃は不良っぽくて直情的なG‐2号がカッコ良くて、博士の言いなりでルールに縛られてばかりのG‐1号はダサいと思っていました。しかしこれは大きな誤解でした。確かに博士の命令やルールに則って行動していますが、これは部隊を率いる者として当然です。彼の判断に作戦の成否はもちろん、時には隊員や民間人の命がかかっているのです。それに 健 の判断はいつも的確で、ピンチの時にはルールを無視して決断、実行する柔軟性と大胆さも持ち合わせています。

常に率先して危険な任務に立ち向かっていく彼こそが真のリーダーでヒーロー。特別にガッチャマンの称号を得るにふさわしい人物なのです。

コンドルのジョーという男

 ガッチャマンについて語るうえで、この男に触れないわけにはいきません。2番手キャラをメジャーにした男。主役を喰うサブキャラの代名詞。そう、科学忍者隊 G‐2号ことコンドルのジョーです。

次元大介やアオレンジャーを推す声があることも承知していますが、最終回での活躍を観れば、後にも先にもこの男を超える2番手キャラは存在しないとご理解いただけるのではないかと思っています。

Wikipedia によりますと

“18歳。本名・ジョージ浅倉。日系イタリア人。BC島出身。身長185センチメートル、体重60キログラム。科学忍者隊のサブリーダー。普段はレーサーで、キャンピングトレーラーで寝泊まりをしている。”

とあります。  

ちなみにG‐1号はと言いますと、

“18歳。本名・鷲尾健。科学忍者隊のリーダー。ガッチャマンとは「科学忍者隊の5人」を指すのではなく、科学忍者隊のリーダーである彼の称号である。身長180センチメートル、体重60キログラム。普段はテストパイロットだが、小荷物航空便の仕事もしている。自宅は父の残した小飛行場の事務所。”

となっています。設定からしてもう完全に主役を喰っているのです。背は5センチも高いのに同じ体重。職業はテストパイロット兼小荷物航空便のパイロットに対してレーサー。住まいは父の残した小飛行場の事務所に対してキャンピングトレーラー。なんとジョーはキャンピングトレーラーに住んでいるのです! 

私にとってキャンピングトレーラーに住んでいるといえば、ハリウッド映画「リーサルウェポン」に登場するメル・ギブソン扮するリッグス刑事がその代表格です。その彼が登場する15年も前に、日本のアニメの2番手キャラがすでにこのライフスタイルを実践していたのです。18歳でです。これに子供たちがヤラれないわけがありません。

これだけのスペックを備えていながら、リーダーになれないのには訳があります。すぐに頭に血がのぼり、命令を無視して独断で行動しがちなのです。その典型が「バードミサイルをぶち込んでやるぜ!」です。バードミサイルは博士の許可なしに使用することを禁じられているにも拘らず、ジョーは敵メカが現れると、頭に血がのぼってすぐに発射ボタンを押そうとします。そしてそれを毎回 健に遮られるのです。

 

(これについては過去に「マツコ有吉 怒り新党」の「新・3大○○調査会」のコーナーで「科学忍者隊ガッチャマンのミサイルを撃ちたくてたまらないジョー」として取り上げられています。面白いのでぜひ検索してみてください)

若さと正義感の為に先走ってしまいがちですが、そのお茶目な部分がまた魅力で視聴者の心を掴んで離さないのです。そして彼は敵 ギャラクターとの最後の決戦において、ファンの予想を遥かに上回る行動に出ます。そうです、ラスト3話はコンドルのジョーの為のお話なのです。それが伝説の2番手キャラとなった所以なのです。私は当時リアルタイムで観ていた方々の気持ちに少しでも近づきたくて、最終話まで観続けようと思っています。

昭和の日本が生んだ名作アニメ「科学忍者隊  ガッチャマン」は大人の視聴にも耐える作品だと思います。サンテレビを視聴できる方は是非一度ご覧ください。

おわり

1件のコメント

  • 初めまして。ガッチャマンが毎週日曜日の午後6時から視ていた世代です。
    サンテレビで最終回までみてました。
    子供の頃は、ストーリーの意味もわからず視てましたが、成人してから改めて視てみると、こんな難しい、重い内容のストーリーだったんだなと思い知らされました。
    作品も、ガッチャマンだけでなく、他のアニメも色々とCGを駆使してリメイク版が創られてますが、CGなんて便利なものがない分、知恵と工夫で創られているんだと、懐かしさも相まって、久しぶりにハラハラ、ドキドキしながら、毎朝、視聴してました。
    駄文、失礼しました。

    ※タイムボカンもみてますよ

    かりん

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